中学部3年生MT ダッハウ強制収容所 9月29日(月)

 中学部3年生が、ミュンヘン郊外にあるダッハウ強制収容所に行きました。このMTの前に、ミュンヘンの歴史の研究されている柳原様のお話をお聞きした上での見学です。今回は、日本語でのガイドをお願いすることができ、いろいろなことを学ぶことができました。

 見学の初めに、「SSとは ナチスの親衛隊の略称 このアルファベットは車のナンバープレートでも使えない。ドイツでは特別の意味がある」 「KZ ナチスの頭文字で 強制収容所の略称である」というお話をお聞きしました。ダッハウ強制収容所はとても広い敷地でしたが、子どもたちは「当時は200h あったが今はわずか5hだけが残っている」と聞いてとても驚いていました。「ダッハウ強制収容所があった13年間で、アメリカによって解放されるまでに20万人が運ばれて、そのうち20%ほどが亡くなった」というお話も衝撃的でした。

 最後に、統一ドイツ初の大統領リヒャルト・フォン・ワイツゼッカーさんの言葉を聞いて、過去を振り返ることの大切さを改めて感じることができました。その場で、詳しくお話を聞いて多くのことを感じ、学ぶことができた大変貴重な時間となりました。